冬は寒いので「キャンプに行きたいくない」と思う人は非常に多いです。そういった人は正しい装備を持っていないことが原因です。
僕はキャンプの季節の中で冬が一番楽しい季節だと5年間キャンプをして感じています。
そこでこの記事では、冬キャンプを敬遠している人や、冬キャンプは寒くて苦手だという人が暖かく過ごせるよう、「冬キャンプの寒さ対策の全て」をまとめて解説します。
「寒くて寝れない」とはもう言わせない!
- 冬キャンプで簡単にできる寒さ対策は?
- 冬キャンプは寒いから苦手だけど、寒くない方法があれば行ってみたい!
- お金を掛けないでできる寒さ対策は?
こういった疑問にお答えします。
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冬キャンプには、夏キャンプに無い魅力が沢山あります!具体的には以下の5つです。
- 虫がいない
- 空気が澄んでいるので遠くまで景色が見える
- 人が少ない
- 雨の確率が低い
- 汗を掛かない
上記の理由から、僕は冬キャンプが一番過ごしやすく楽しい季節だと思っています!
首、手首、足首など首のつく部位には、太い血管が通っており、太い血管を温めることで効率よく全身が暖かくなります!
カイロの貼る位置や、ストーブに近づける場所などを意識してみて下さい!
冬キャンプで寝るときに絶対必要なものは、以下の6つです。
- 冬用寝袋
- マット
- コット
- 石油ストーブ
- 電気カーペット
- ポータブル電源
これらを順番に見ていきます。
寝袋は冬用を用意
寝袋は大きく分けると「夏用」と「冬用」があります。
夏用か冬用かを見分けるのは少し知識が必要なので、寝袋に記載されている快適使用温度というものを基準にして下さい。
注意事項ですが、快適使用温度はメーカーによっては、信用できない場合があります。
有名メーカーであるナンガやモンベル等は、温度表記に関するEU諸国における統一規格〈ヨーロピアン・ノーム〉という統一規格を採用しており、そのまま信用して大丈夫です。
予算が許すなら、有名メーカーからの購入がおすすめだよ!
しかし、ヨーロピアン・ノームを採用していない無名メーカーは、完全にメーカーの言い値になっているので、表記温度より、実はもっと性能が低い場合が多いです。そのため、無名メーカーに関しては快適使用温度+10℃で考えるようにして下さい。
寝袋の選び方やおすすめの寝袋は、以下の記事を参考にして下さい。
僕も愛用している、最強寝袋は、NANGA オーロラライト600DXだよ!
コットで地面と距離をとる
コットは、持ち運びできる組み立てベッドです。
地面に直接マットなどを敷いて寝るのと、コットで地面から距離を取って寝るのでは、寒さが全然違うので絶対用意して下さい!
コットを一度使うと、その寝心地の良さから、無い生活には戻れないです!
マットで地面からの冷気をシャットアウト
マットは寝袋とコットの間に敷くことで冷気をよりシャットアウトできます。
マットは大きく分けると、空気で膨らむ「エアマット」、折り畳める「ウレタンマット」があります。
ウレタンマットは、折り畳めはしますが、エアマットに比べるとかさばって荷物になりやすいです。
エアマットはコンパクトに収納できる反面、穴が開くと使えなくなるリスクがあります。
僕は収納製を考えてエアマットを選択しましたが、どちらでも良いので、マットは用意するようにして下さい!
エアマットはVENTLAX、折りたたみマットはCAPTAIN STAGがおすすめ!
【より暖かく】カイロを寝袋の中に貼る
必須では無いですが、カイロがあるとより暖かく寝ることができます!
雪が降るような雪中キャンプでは、カイロがあって本当に助かった経験があるので、用意しておくのが無難です。
カイロはマグマが最強!
【より暖かく】湯たんぽで足先を温める
こちらも必須ではないですが、湯たんぽを使うのも非常におすすめです!
湯たんぽは、お湯を入れるだけで、簡単に寝袋の中を温めることができます。
ただ、荷物として嵩張るので僕は車キャンプの時に持って行くようにしています。
湯たんぽは直火で加熱できるマルカが便利すぎる!
テント内の寒さ対策に絶対必要なものは、以下の3つです。
- 冬用テント
- グランドシート
- インナーマット
これらを順番に見ていきます。
テントは4シーズン用を用意
テントには、3シーズン(春夏秋)用と4シーズン(春夏秋冬)用のものがあります。
3シーズン用は通気性よく作られているので、冬キャンプには向いていません。
冬キャンプに行くなら、4シーズン用のものを用意して下さい。
スカートが付いていないけど、定番のテントはアメニティドームです!
グランドシートで地面からの冷気をシャットアウト
グランドシートは、テント内のインナーテント下に敷きます。
インナーテントは、テントの中に吊り下げる2つ目の部屋のようなもので、寝るときはインナーテントの中で寝ることが多いです。
インナーテントを敷くことで、地面からの冷気を和らげると共に、インナーテントの底部を保護することができます!
正規品は高いから、サイズが合うならどんなシートでも大丈夫!
インナーマットでテント内をふかふかに
インナーマットはインナーテントの中に敷くふわふわマットです。
インナーマットを敷くと居住性が一気に向上し、グランドシートと併用すれば冷気をさらに遮断できます。
インナーマットも正規品は高いから、サイズが合うならどんなマットでも大丈夫!
【より暖かく】ストーブでテント内を暖かく
正直、テントの中にどれだけマットを敷いても、暖めるものがなければ寒さは和らぎません。
ストーブには石油ストーブと電気ストーブ、薪ストーブなどがありますが、燃料が灯油で、どこでも手に入れやすい石油ストーブが一番おすすめです!
石油ストーブはスノーピークのグローストーブが一番かっこいい!
石油ストーブの選び方や、おすすめの石油ストーブについては、以下の記事を参考にして下さい。
石油ストーブは、一酸化炭素中毒のリスクがあり、最悪の場合「死」に至ることもあります。
一酸化炭素チェッカーを置くことで危険を察知できるので絶対に一緒に買いましょう!
【より暖かく】電気カーペットで足裏を温める
電気カーペットは、インナーテントの中に敷けば、足元も暖かくなり快適性も爆上がりです。
家でも使えるものを選ぶと、1つ2役になり効率的です!
ただ、電源がないと使えない欠点があります。
電気カーペットは、正方形が使いやすいので、モフアがおすすめです!
【より暖かく】ポータブル電源がないと電化製品が使えない
ポータブル電源があると、コンセントが使えるので、全ての電化製品が使えるようになります!
デイキャンプであれば必要性は低いと思いますが、1泊以上で、特に冬キャンプなら、あるとすごく快適になります!
具体的には、電気ヒーターとスマホの充電ができるのが、一番嬉しいポイントです!
ポータブル電源は、Jackery240Whが1泊にはおすすめ!
ポータブル電源の選び方やおすすめのポータブル電源は、以下の記事を参考にして下さい。
僕は冬キャンプでは、4枚重ね着を基本としています。
冬キャンプではギアより服装が一番大事なので、ここはケチらず、良いものを揃えて下さい!
上半身は4枚の重ね着
上半身は4枚以上重ね着をするとゴワゴワになって動きづらくなるため4枚を上限に考えています。
具体的には以下の4つです。
- ベースレイヤー(厚手肌着)
- 電熱ベストorスウェット
- ミドルレイヤー(フリース、ウルトラライトダウン)
- アウターレイヤー(分厚いアウター)
これらを順番に見ていきます。
まずはベースレイヤーである下着ですが、これは価格と機能から考えて、ユニクロの超極暖ヒートテック1択です。
保温力が凄まじい分、汗を逃がしにくいのが難点ですが、汗が出ても、ちょっと乾かせばすぐ汗は乾くので問題ないです。
電熱ベストは、分厚いスウェット+カイロでも代用できますが、何枚も体に貼るのは大変なので、僕は電熱ベストを使っています。
電源が必要で、別途モバイルバッテリーが必要ですが、多くの人がスマホ用でモバイルバッテリーを持っていると思うので併用できます!
電熱ベストは首まである、Excitechがおすすめ!
ミドルレイヤーには、価格と機能から考えてユニクロのウルトラライトダウンがおすすめです!
大人気すぎて、既に1人1つ持っていると思います!
アウターは、分厚ければ持っているもので、なんでも大丈夫です!
焚き火をするなら難燃性のアウターを用意するのが無難ですが、僕はNANGAの寝袋と同じ素材のダウンアウターを着ています!
火の粉による穴あきが怖いですが、ブランケットにくるまってるので今のところ大丈夫です!
アウターはできるだけ高いものを用意!おすすめはナンガのもの!
下半身は3枚の重ね着
下半身は3枚以上重ね着をするとゴワゴワになって動きづらくなるため3枚を上限に考えています。
具体的には以下の3つです。
- ベースパンツ(厚手肌着)
- ミドルパンツ(フリース)
- アウターパンツ(ダウンパンツ)
これらを順番に見ていきます。
まずはベースパンツである下着ですが、これは価格と機能から考えて、ユニクロの超極暖ヒートテック1択です。
ユニクロは本当に、冬キャンプの味方です!
ミドルパンツである、フリースパンツは、できるだけ分厚いものを用意して下さい。
キャンプはペグ打ちなどで、屈伸動作をすることが多いので、ベストサイズのものを選ぶと、膝が曲がりにくいことがあります。
こればかりは、人によるので、試着してゆとりのあるものを選びましょう!
フリースパンツはノースフェイスが長く使えてコスパ良し!
アウターパンツは分厚ければ持っているもので、なんでも大丈夫ですが、ダウンパンツというすごく暖かいパンツがあるので是非、取り入れて欲しいです!
ダウンパンツを売っている店はあまり見かけないので、ネット購入になると思います。
有名どころは高いので、僕はNaturehikeのものを使っています。
足元はソックス2重履きと中綿入りブーツ
冬キャンプの足元に絶対必要なものは、以下の2つです。
- 2重履きソックス
- 中綿入りブーツ
順番に見ていきます。
靴下は、ユニクロヒートテックを2重にして履くのが、一番暖かいです。
ヒートテックの靴下がなければ、持ってる靴下でも2重にすれば大丈夫です!
靴は、中綿入りのブーツで踵が隠れているものを選んでください!
踵が隠れていないものは、寒いので向いていません。
定番のSUBUを買ったけど、踵が隠れてないから寒い!
おすすめはノースフェイスのブーツ!
定番中の定番ですが、冬キャンプでする焚き火は、本当に気持ちいいものです!
焚き火がしたくてキャンプに行ってますが、暖も取れて一石二鳥です!
焚き火のやり方と必要なアイテムは、以下の記事を参考にして下さい。
体を温める食材と、体を冷ましてしまう食材があるのを、ご存知でしょうか?
寒い地域で取れる食材がおすすめ
寒い地域で取れる食材は、体を温める作用を持っていることが多いです。
具体的には、以下の通りです。
体を冷ます食材
- きゅうり、トマト、オクラ、なす、枝豆、すいか、大葉、モロヘイヤ、バナナ、パイナップル、大根、白米、白砂糖、牛乳、豆腐、バターなど
体を温める食材
- ねぎ、にんじん、ごぼう、こまつな、れんこん、やまいも、かぶ、黒砂糖、肉、魚、卵、味噌、納豆、チーズ、酒粕、紅茶など
体を温める食材を使うことを意識してみて下さい!
僕は冬キャンプはお鍋ばかり作ってしまうよ!
クックパッドなどで、お鍋料理を検索してみると、無限にレシピが出てきます。
原始的な考えですが、動き回れば暖かくなります。
キャンプでも、周りに迷惑がかからないスポーツを取り入れると、すぐに暖かかくなりますよ!
風のある日でもできるアウトドアバドミントン
ドイツ発のアウトドアでも楽しめるスピードバドミントン。
オリジナルのシャトルは風の影響を受けにくく、子供から大人まで初心者でも楽しめます。
面白い!
バドミントンといえば風は天敵でしたが、これはほぼ無敵です。
打ち上げてしまうと流石に流れてしまうところはありますが、それでも楽しいです。
子供と久しぶりに暗くなるまで大笑いしながらあそびました。
ただし、場所は選ばないとならないです。
特に背の高い木が近くにあるところは要注意です。
よく飛ぶので勢い余って何度も引っかかってしまいました😱
隣が実家で良かったですが(笑)。
以上、「冬キャンプの寒さ対策完全保存版!」でした!
僕は初めての冬キャンプが寒い思いをしたので、冬キャンプを好きになるまで時間がかかりました。
冬キャンプを敬遠している人や、冬キャンプは寒くて苦手だという人は、「正しい冬キャンプの寒さ対策」を実践することで、冬キャンプは全く怖くなくなります!
ぜひ、冬キャンプの魅力を再確認していただき、「キャンプといえば冬だよね!」と言っていただきたいです!
参考になりますように。