冬キャンプ必須アイテムは灯油ストーブですが、灯油を入れたまストーブを持ち運ぶとこぼれるリスクが出てきます。
従って、灯油を携帯缶で持ち運ぶ必要性が出てくるわけですが、家庭にあるような「18L灯油缶」は大きくて邪魔ですし、明らかにオーバースペックです。
携帯性に優れたキャンプ向き灯油缶が販売されてるよ!
そこでこの記事では、小型で軽量なおすすめ携帯型灯油缶を解説します!
- キャンプで使えるおすすめの灯油缶は?
- キャンプで持ち運びしやすい小型で軽量な灯油携帯缶を教えて!
- キャンプで灯油缶が漏れないための対策を教えて!
- キャンプで灯油を入れるポンプはどうすればいいの?
この記事を読むことで「石油ストーブの灯油缶の最適解と最低限揃えないといけないアイテム」が全て分かります。
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キャンプやアウトドアで灯油を安全に持ち運ぶための容器については、日本では法令や安全基準に基づく要件があります。
条件をまとめるとこんな感じ。
• 材質はポリエチレンか金属
• 消防法に適合した「指定容器」であること
• 容量20L以下の制限が有り
• 漏れや揮発を防ぐ密閉性
材質はポリエチレンか金属
灯油を運ぶ容器は、灯油に耐性のある素材で作られている必要があります。
• ポリエチレン(高密度ポリエチレン:HDPEなど)
• 金属(ブリキ缶やステンレス缶など)
消防法に適合した「指定容器」であること
日本の消防法に基づき、灯油の運搬には「指定容器」の使用が義務付けられています。
容器には「UNマーク」や「消防法適合マーク」が付いていることが重要で、市販の「ポリタンク」でも、これらのマークが付いていないものは使用不可です。
容量20L以下の制限が有り
指定容器の容量は20リットル以下が一般的です。
大量に運ぶ場合は、車両による運搬方法や取り扱いに制限が加わるため、注意してください。
漏れや揮発を防ぐ密閉性
漏れや揮発を防ぐため、容器はしっかりと密閉できる設計である必要があります。
液漏れを防ぐゴムパッキンが付いているものが推奨されます。
灯油容器の寿命は、材質や使用頻度、保管状況などにより異なります。
できるだけ暗所で直射日光を避けることで、最大寿命で使用することができます。
定期的に外観チェックを行なって、劣化があれば早めに交換しましょう!
選択肢には入ってこないと思いますが、折りたたみ式や特殊素材製の携帯用容器は軽量で持ち運びやすい一方で、耐久性は高くないため、頻繁な使用や過酷な環境での使用は寿命を短くしてしまいます。寿命は3〜5年程度です。
プラスチック製(ポリタンク)の寿命は5〜10年
日本ポリエチレン製品工業連合会が正式に寿命を発表しています。
高密度ポリエチレン(HDPE)製のポリタンクは劣化に強いですが、紫外線や経年劣化によりひび割れたり、硬化することがあります。
長く使うための方法と、点検の際は以下の項目をチェックしてみてください!
• 直射日光を避ける(紫外線で劣化が早まります)
• 冬季以外は空の状態で冷暗所に保管する
• 使用頻度が高い場合は早めの交換を検討
• 変色(白っぽくなる、色あせる)
• ひび割れや硬化
• 漏れや密閉性の低下
• 容器の底が膨らむ
金属製(ステンレス缶やブリキ缶)の寿命は10〜20年
ステンレス製は耐久性が高いですが、接合部分や内側に錆が発生すると寿命が縮まります。
長く使うための方法と、点検の際は以下の項目をチェックしてみてください!
• 使用後はしっかり密閉し、水分が入り込まないようにする
• 錆防止のため定期的に内部を確認
• 変色(白っぽくなる、色あせる)
• ひび割れや硬化
• 漏れや密閉性の低下
• 容器の底が膨らむ
見た目が問題なくても寿命で交換がおすすめ!
容器の劣化が原因で漏れが発生すると火災や環境汚染のリスクがあります。
見た目が問題ない場合でも、推奨寿命を超えた容器は交換を検討してください!
勿体無いけど早めに交換!火事になってからじゃ遅い!
小型携帯灯油缶の特徴を踏まえた上で、小型携帯灯油缶の選び方を4ステップで解説します。
プラスチック製か金属製か選ぶ。
僕はプラスチック製を使用していますが、価格が安価だったのが理由になりました。
しかし、耐用年数が違うので、金属を選ぶ方がむしろコスパはいいかもしれません。
10〜20リットル:家庭用や小規模キャンプ向け
5リットル以下:軽量で携帯性を重視した場合
大きすぎると持ち運びや保管が不便になるため、必要な量を見積もることが必要です。
ストーブの効率にもよりますが、5Lあれば1泊は余裕です!
灯油缶自体にノズルが付いているものがおすすめです。
ノズルがついていないと他で準備する必要がありますが、携帯缶より大きくなってしまうことも多いため、最初から設計された付属品を使用する方が結果的に持ち物が小さくなります。
基本的なポリタンクは安価で手に入る。
長期使用を考える場合、ステンレス製や付加機能付きのものに投資する。
小型携帯灯油缶の選び方を元に、おすすめの小型携帯灯油缶をご紹介します!
沢山検索して悩んだ末に灯油缶を購入したのですが、ほぼ2択と言っていいほどこれからご紹介する商品が、デザイン的にも容量的にも最適解だと思います。
ヒューナースドルフ 5L OLIVE ポリタンク「ノズル付き」
5L OLIVE ポリタンク | |
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価格 | 1,590円 |
容量 | 5L |
ノズル有無 | ◯ |
画像 |
僕はこれを使用しています。
ポリタンクのサイドにノズルを収納できる形になっているので、小型化に特化していると思います。
ポリタンクで安価なのも購入の決め手でした。
メルテック 携行缶 アルミボトルタイプ 1L
メルテック 携行缶 アルミボトルタイプ 1L | |
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価格 | 1,580円 |
容量 | 1L |
ノズル有無 | ×(不要) |
画像 |
メルテック 携行缶 アルミボトルタイプはガソリン用と記載ありますが、商品説明欄に「ガソリン・混合油・オイル・軽油・灯油等が安全に持ち運べる!」との記載があるので問題なく灯油で使用できます。
1Lと少し少なめなので、日帰りキャンプか、ストーブに灯油を入れてから予備燃料として持っていく方にはおすすめです!
メルテック 携行缶 アルミボトルタイプはノズル不要で直で燃料補給が可能ですが、ノズルを介するヒューナースドルフは接続部がある以上灯油が漏れてしまうリスクがあります。
ネジ部にシールテープを巻くことで解決できます。
漏れ始めると、漏れを止めることはできないのでキャンプ先で漏れながら補給するという、危険な状態になってしまいます。
シールテープは引き延ばしながらねじ山に巻いていき、最後はちぎって終わりです。
毎回交換する方がいいですが、僕は一回巻いたらそのまま使えています。
5回目くらいから漏れ始めたから絶対シールテープは1つ買っておこう!
以上、「キャンプ向きのおすすめ「小型携帯灯油缶」と漏れないための対策まとめ」でした!
灯油の携帯は簡単で便利ですが、漏れると危ないので取り扱いには十分に注意してください。
パッキンなど使用する期間や頻度につれて劣化が進み、漏れ始めることがあるので、シールテープをつけると予防になります。
ぜひ、参考にしてください!